「全てのサーフィンマニューバーはスピードによって生みだされる」というコンセプトのもとあらゆる波質と、サーファーのニーズにベストマッチするサーフボードをプロデュースし続けているのがPSCサーフボードのヘッド・シェイパーである字原三喜男である。
シェイパーとしてのキャリアと同様に、プロサーファーとしてのキャリアを誇る字原は、サーフボードの 進化とともに歩んできたベテランであり、サーフボードに求められているポテンシャルを、サーファーの ニーズに合わせてチューンナップし、最高と言ってもらえるかどうかにとことんこだわるという、まさに職人気質のベテランシェイパーである。
スピードを意識するというコンセプトは、プロサーファーとしての経験などがベースになっていることはも ちろんだが、セイルボーディングにも精通する字原が、サーフィンとは次元の違うデータをさらにフィード バックさせることで、より完成されたデザインへと昇華されている。
なかでも洗練されたアウトラインと、計算 され尽くしたロッカーは、使う波質や、サーファーのニーズを細かくフィードバックしたうえで字原のハンド シェイプによって削りだされ、独自のボトムコンケーブとのマッチングによるスムースな加速性能は驚くものがある。
レベルはさることながら、サーファーが何を求めているかを的確に把握してシェイプデザインへと正確に 結び付けるのがシェイパーの義務だともいう。
サーファーとのコミュニケーションを着実に反映できるハンド シェイプのよさを大切にし、世界中のサーファーに認められるボードを提供する為に、1本ずつを大切に 積み重ねていくことを目指している。
今では伝説的存在の鴨川少年団の一員。12歳でサーフィンを始め、19歳のとき湘南に移り住む。20歳でプロサーファーとなり、同時期シェイプの仕事も始める。
一流のサーファーとして世界各国の波に乗り、コンテストでも数々の栄冠を手にしてきた増田はシェイパーとしてもその豊富な自身の経験が生かされている。
「サーフボードも、人間対人間の関わりとかがあると思うんです。僕のサーフィンが好きだったりして乗ってもらえれば、一番信頼性もあると思う。そういう関係で乗ってもらえると、いい板がどんどんできていくと思います。」と増田は言う。
「人に合った板を削ること」を身上にシェイパーとサーファーが一緒にいいボードを作り上げられるよう一本一本を大事にシェイプする。
